射撃は、狩猟を原点としてヨーロッパで発展したスポーツです。とくにクレー射撃のクレーが割れた時の爽快感と達成感は、他のスポーツでは決して味わうことのできない特別なものです。
今日ではクレー射撃をはじめ各種射撃競技が国民体育大会(国体)の正式種目として確立し、国際的にはオリンピックの正式種目であるばかりでなく、世界選手権をはじめ国際競技大会が数多く開催され、射撃競技愛好家にとってそれらの競技会に参加することが大きな目標になっています。
また、狩猟は、自然と触れ合いながら野生動物との駆け引きを楽しむことができます。近年では害獣駆除による地域貢献、獣による農業や林業への被害を未然に防止するという大切な役割も担っています。
射撃も狩猟も、若年層から高齢者まで、年齢にかかわらずに楽しめるスポーツです。また、国内で銃を持つということは警察から認められた人格者としてステータスとなります。
銃を所持するためには、「所持許可」が必要となります。この「所持許可」は、ある1挺の銃をあなただけが携帯・運搬・保管できるというものです。たとえ家族であっても銃に触れたり運んだりすることは許されません。また、知人に保管を依頼することもできません。「所持許可」は、あなたに対して特定の1挺の銃を所持する許可(1銃1許可制)となります。
許可を受けることができる用途は
1.狩猟 2.有害鳥獣駆除 3.標的射撃
上記のほかに、空気銃を使用して年少射撃資格者の指導をしようとする場合についてのみ、許可を受けることができます。
コレクション等を目的として、許可を受けることはできません。
また、銃の所持許可が欲しくても、過去数年内に犯罪歴がある人や 、精神障害や認知症など特定の病気のある人、アルコールや薬物の中毒者、住所不定者、自己破産者などは、「欠格事由」に該当する人は申請が通りません。逆に言えば所持許可がもらえる人は社会的信用のおける人なのです。欠格事由は「銃砲刀剣類所持等取締法」という法律(通称「銃刀法」で定められています。
標的射撃or狩猟or有害鳥獣駆除のために銃を所持したい
STEP1
猟銃等講習会(初心者講習)
受講申請
住所地を管轄する警察署
考査合格、講習修了証明書
(3年有効)の交付
講習修了証明書を無くしたら 再交付。記載事項に変更があれば書換え交付。講習修了証明書の提示が必要なのは
①所持許可申請
②所持許可更新申請
③教習資格認定申請
④練習資格認定申請
空気銃の場合には、講習修了証明書の交付を受けたらすぐに、空気銃所持許可証を申請できる。 (STEP3へ)
STEP2
教習資格認定申講
受理されると警察の調査が始まります
教習資格認定書
(3か月有効)の交付
認定書が交付されたら、受け取りに行くときに猟銃用火薬類等譲受許可証を申請して入手しましょう。これがないと射撃教習用の弾が買えません
STEP3
銃の手配を済ませ、
銃砲店から
譲渡承諾書を受領
ガンロッカー、装弾ロッカー等もこの時点で購入しておくと良いでしょう
銃の所持、14日以内に
警察で確認を受ける
警察署に持参して確認してもらう